みんながアクセスすると劣化する記事

  • 2017.2.24
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昔の本を扱う「かげろう文庫」

こんにちは、佐藤ねじです。最近、神保町で古本屋めぐりをよくしています。家電は劣化していくと使えなくなりますが、本は劣化していくことで味が出て、新刊には出せない深みが生まれます。

神保町の「かげろう文庫」という古本屋では、1800年代の本など、すごく貴重な本が売られています。博物館などでガラス越しに見ても驚きはないですが、書店で売られているとインパクトがあります。

いま自分が手にしている本は、時代を超えて確かに僕の手の中にある。写真素材でしか見たことがないような装飾がすごい立派な西洋の分厚い本などが、売られています。

かげろう文庫
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-26-3

これはイメージ画像ですが、実際にこんな感じの本が、置いてあります!!興味ある方は、神保町まで足を運んでみてください。

劣化するWEB

WEBには本のような劣化は起こりません。昔のWEBサイトを見て、古いUIに懐かしさを感じたりすることはありますが、WEBサイトは物理世界に存在していないため、黄ばんだり、文字がかすれたりすることはないのです。

そこで、この記事はアクセス数と時間に応じて劣化していく実装にしました。アクセスが増えると文字がかすれ、時間が経つと黄ばんでいきます。

もちろん意味はありませんが、これだけ大量の記事が量産される時代です。1つくらい劣化する記事があっても良いのではないでしょうか。

この文を書いてるとき(2017年2月)は、まだきれいな真っ白なWEBページです。早く劣化するのが楽しみです。

想定では、PV数が伸びて、時間が経つと、このように劣化していくはずです。

賞味期限の長いWEB

今は、話題になる記事やコンテンツでも、ほとんどのものが数分から数日で消費されていきます。1年前に見た面白かったWEBサイトを、どれだけ思い出せるでしょうか。面白いものはたくさんあるのに、短期記憶にしか残らない悲しさがあります。

だからこの記事は、劣化する仕組みを入れることで、賞味期限を長くしようとする試みでもあります。

1年後、3年後に見たとき、少しずつ劣化していったら、アンティーク品のように、だんだん深みが出てくる記事となります。頑張ってこのサイトを数年間維持しなきゃいけませんね。

劣化のルール

※追記(2017年2月24日の夜)

公開して数時間たって、1万PVまできました。なので、ほんの少〜しかすれ始めてます。写真や画像にその片鱗が…

多くの方から質問いただきましたので、劣化のルールをご紹介します。

●「かすれ」—PV(さわった回数)
500PVで透明度1%、5万PVで透明度100%のかすれ。5万PVごとに新しいかすれが追加します。

●「黄ばみ」—時間
リリースから1年かけて、ゆっくり黄ばみます。そこから1年かけてまた、別の黄ばみになり、最終形態までいくのには5年かかります。

なので、半年(2017年の夏)くらいになれば、すこし黄ばみが出てくるはず…。

それではまた、数年後にお会いしましょう!

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