この記事は白い文字で書かれているため読めません。テキストをコピペしてご覧ください。
今あなたがこの文字を読んでいるということは、文字をコピー&ペーストして読んで頂いたということになります。(もしくはソースコードや記事を簡易的に表示するツールで読む方法もありますが…)
お忙しい日常の合間を縫って、こんな変な記事をコピーして読んで頂いたことには、感謝の気持ちしかございません。
最近は、無断で他人の記事をコピペ&改変した記事を作るいくつかの「キュレーションメディア」が話題になりました。その一連の話題について、ここでは批判も肯定もありません。ただ、キュレーションメディアの担当者の誰かが「いいな」「使えるな」と思った記事のテキストをコピーして、それを何かのテキストエディタにペーストしたことは間違いありません。
今あなたが読んでいるこの記事は、コピペ体験をして読むことになりますので、強制的にキュレーションメディアの編集者と同じ体験をしたことになります。
記事を全文コピペして読む気分は、いかがでしょうか?自分が慣れ親しんだテキストエディタや、メモアプリで読むことになり、リラックスして読めるかもしれません。
あるいは、ふだん自分が書いているツールに言葉が載ることで、他人の記事でなく、自分が書いたもののような感覚がわいてくるかもしれません。
試しに少し文章を改変してみてください。だんだん、どこまでが他人の文章で、どこからが自分のオリジナルなのか、曖昧になってくるかもしれません。オリジナルというものは、自分の脳みそから出てくるものだと思いがちですが、その脳みそに記憶された、他人の制作物を脳内でコピペしているだけの可能性もおおいにあります。いま私が書いているこの記事も、もしかしたら昔誰かがやっていた表現のコピペになっているのかもしれません。そうだったら、どうしよう…
繰り返しますが、この記事は一部のキュレーションメディアへの皮肉でも肯定でもありません。ただ、その一連のニュースを、私なりに受け止めて、記事にしているだけです。
しかし、コピペについてもう少し考えてみると、そもそも文章が一瞬でコピペできるなんて、すごい話ですね。スマホやPCは何度も何度も僕らが無責任にコピーしたテキストや画像のことを記憶しては吐き出し、記憶しては吐き出しを繰り返してくれています。
なんといいますか、ありがたい話です。当たり前すぎて、コンピュータがコピペしてくれることに感謝する機会はありません。もしもっと世の中のコンピュータがお馬鹿で、コピペした文章の一部に誤字・脱字があったら大変だったでしょうね。きっと、PCのコピペ記事が正しくコピペされたかチェックする文字校正の仕事が存在したことでしょう。
こう考えると、勤労感謝の日のように、コピペ感謝の日を制定してはいかがでしょうか。
日時は、キュレーション問題について最初の頃にYahooニュースに取り上げた9月10日などが良いでしょうか。
ありがとう、コンピュータ。